日本小児科学会では、年長さんに下記の4つワクチンの接種が推奨されています。
・MR(麻疹(はしか)・風疹混合)ワクチン:定期接種
・おたふくかぜワクチン:任意接種
・3種混合ワクチン(DPT):任意接種
・不活化ポリオワクチン:任意接種
それぞれ簡単に説明していきます。
MR(麻疹(はしか)・風疹混合)ワクチン
公費で受けることができる定期接種のワクチンです。
麻疹や風疹は、今も国内で患者が定期的に発生します。1回目を1歳頃接種し、抗体をしっかり維持するために、年長さんで2回目を接種します。時期を逃すと自費になりますので、気づいたときに接種しておきましょう。
おたふくかぜワクチン
任意の予防接種で、自費での接種となります。MRワクチンと一緒に1回目を1歳頃接種し、抗体をしっかり維持するために、年長さんで2回目を接種します。おたふくかぜに罹ると、耳下腺ががれる明けでなく、無菌性髄膜炎や難聴などの合併症がありますので、ワクチンによる予防が大切です。
3種混合ワクチン(DPT)・不活化ポリオワクチン
共に、任意の予防接種で、自費での接種となります。3種とはジフテリア・百日咳・破傷風です。これにポリオを加えた4種に対するワクチン、さらにヒブを加えた5種混合ワクチンが定期接種の対象となっています。
年長さんへ3種混合ワクチンをすすめる理由の一つは、百日咳の予防です。2歳頃までに4回接種した百日咳ワクチンの抗体が、年長さんでは下がってしまうことが分かってきました。実際に2025年4月現在、全国で百日咳が急増中で愛知県も例外ではありません。当院でも毎月数例診断されますが、集団生活を行う小中学生に多いようです。従いまして、小学校へ入学する前の年長さんの時期にに3種混合ワクチンを追加で接種することが推奨されます。
不活化ポリオワクチンに関しても、3種混合ワクチンと同様の理由で接種が推奨されています。